ケーブル等の各種コネクタ類の取付けが多い。特殊な工事の場合は、その材料はレーダーの装備用品としてレーダーメーカーから支給されるのが普通である。コネクタ類の取付法や端末結線については、レーダーメーカーの装備工事用図面に従って、確実に行うことが必要である。 (b) 線さばき部の処理 イ. さばき部の処理材料は、一般的には、粘着ビニルテープや熱収縮性ビニルチューブ等が用いられる。 ロ. 心以上のケーブルは、シースを除去した根元から線心端までの介在物を念入りに除去する。 ハ. 縁ゴム(又はブチルゴム)上の布テープ類は、絶縁低下の原因となるおそれがあるので、絶縁体の先端から10m又は根元まではき取って、粘着ビニルテープでテーピングする。プラスチックテープの場合は、除去やテーピングの必要はない。 二. 端処理に使用するテープの巻き付けは、原則として半重ね巻き2回以上とし、最終端部は巻き戻り防止のため、余分に1〜2回重ね巻きする。(図3・40参照) ホ. 多心線の場合は、機器の接続端子の配列に従って、若干のゆとりをもたせて切断し、端子の配列の順に麻糸などでレーシングする。 予備線は、最遠距離の端子に接続できる長さに切断してから、一括して縛っておく。(図3・41参照) 図3・40
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